意外に気づかない周囲へのライディングマナー
バイクツーリングをするときに十分に注意しておきたいのが走行中のマナーです。
法律で違反行為として定められている行為というのはあくまでも最低限度のことであり、違反していないんだから何をしてもいいということにはなりません。
私自身も何度かツーリングをしてきた中で非常にマナーの悪いライダーさんを目にしたことがあります。
逆に大変マナーがよく、反省をしたという経験も多くあります。
世間的なライダーへの印象は必ずしもよいものではありませんので、今後も楽しくツーリングをしていくためにもライダー同士がお互いにマナーを守って手本になるような行動を心がけていきたいところです。
まず行っている本人が意外に気づきにくいのが、運転中のすり抜けに関することです。
バイクに乗るメリットは自動車と違って細い通路をスイスイと進むことができるということですが、これは自動車の中をすり抜けてどんどん前に行けるということではありません。
バイクに乗っている人間としては安全確認をしているつもりであっても、視界のとりにくいドライバーからは急に割り込んで来られる危険行為のように思えたりします。
すり抜け行為自体は違反行為ではないのですが、渋滞時などに割り込みや車線変更しながら前に前にと移動して行く行為は危険運転として取締を受けることもあります。
バイクですり抜けをするなら周囲の車輌が止まっているタイミングで行うようにし、走行中に車の前を横切るようなことはやめましょう。
普通に迷惑なことはバイクに乗っていても迷惑です
集団でツーリングをしているであろうバイクライダーによくあるのが、SA・PAでの迷惑行動です。
大勢で移動しているということで気が大きくなっているのかもしれませんが、駐車場で大きなスペースをとって複数のバイクを駐車したり、大声ではしゃいでいるような様子がしばしば見られます。
ライダー用のキャンプ地に大量のゴミが残されていたというようなこともあり、バイクライダーだからということではなく、普通に共同生活を送る上でのマナーができていない人がいるように感じます。
それと、女性でソロツーリングをしていると時々高速道路でおかしな煽りを受けることがあります。
初心者ライダーの頃はスピードが中々出せずおっかなびっくりな運転をしていることもよくあったのですが、そうしたときに不自然にバイクの幅寄せをされたり、背後から接近されたりしてかなり危険な思いをしました。
運転が下手だからからかってやろうという気持ちなのかもしれませんが、そうした「初心者つぶし」は長い目で見てライダー人口を減らしバイクライフを行いにくくするものなので絶対にやめてもらいたいです。