どこからオイルが漏れているかチェック
バイクを駐車している地面にオイルのシミが広がっている、エンジンオイルが滲んでいるという場合には、バイクのオイルが漏れている可能性があります。
バイクのオイル漏れを疑った場合、まずはどこからオイルが漏れてしまっているのかを突き止めることが大切です。
一般的に、バイクのオイル漏れが起きやすい箇所は6箇所あります。
エンジン側スプロケットの周辺、ヘッドカバーのつなぎ目、オイルフィルター、オイルドレンボルト、ステーターコイルのグロメット、シリンダーのベース部分です。
もちろん状況や車種によっては、これ以外にも漏れてしまうパーツがあります。
オイルの漏れている原因を突き止めるために、自分のバイクをまずはよく観察してみましょう。
どこからオイルが漏れているか特定することで、対策も絞れてきます。
どうしてもわからない場合には、放置するのではなくバイクショップでみてもらうのが良いでしょう。
オイル漏れの原因と対策とは?
バイクのオイル漏れの原因は、漏れているパーツによって異なります。
まずエンジン側スプロケットの周辺、つまりオイルシートからオイルが漏れている場合、スプロケットの軸となっているドライブアクスルシャフトのオイルシールが劣化してしまっている可能性が考えられます。
この場合、シンプルにオイルシールを交換するだけでオイル漏れを抑えることができます。
ヘッドカバーのつなぎ目からオイルが漏れている場合、ゴム製のカスケットが劣化している可能性が高いのでこのパーツを交換しましょう。
エンジンオイルの排出口であるオイルドレンボルトからオイルが漏れている場合は、このボルトが緩んでいる、もしくはドレンワッシャの使い回しが原因になっている可能性があります。
ボルトが緩んでいるだけであれば、締め付けることでオイル漏れが解消します。
ドレンボルトのワッシャーがつぶれている場合には、新品のものに交換しましょう。
オイルがオイルフィルターから漏れ出てしまっている場合、Oリングが劣化している、もしくはOリングにオイルを塗らなかったことが原因かもしれません。
説明書を一度読み直し、もう一度取り付け直してみましょう。
ステーターコイルのグロメットからオイルが漏れている場合、このゴム製のグロメットを交換しましょう。
エンジンブロックとシリンダーのつなぎ目からオイルが漏れてしまっている場合、パーツの異常や劣化によりガスケットが吹き抜けてしまっている可能性が高いです。
この場合ガスケット交換が必要になりますが、シリンダーを取り外すのは素人には難易度が高いのでプロにお願いするのがベストです。
このように、オイル漏れは原因によって対策が異なります。
エンジンの焼き付きのリスクや行動にオイルを振りまいてしまうリスクがあるため、発見したらできるだけ早く対策を取りましょう。