1. >
  2. >
  3. 倒れた車体を簡単に起こすコツと注意すること

倒れた車体を簡単に起こすコツと注意すること

倒れた車体を起こすには

・全身を意識して使い起こす

バイクが倒れたらまずは腕はバイクをしっかりと掴みます。
かがんだ状態から、全身を使い膝伸ばす力を使いバイクを押しながら起こします。
一気に勢いよく踏ん張ると腰を傷めますので、ゆっくりと起こします。

・腕だけで持ち上げようとしない

ビックバイクとなると、200kg以上もあるので腕の力だけで起こすのは無理です。
腰を曲げた状態で力を入れることになるので、無理に行なうと腰を傷める可能性もあります。

・押し出すように踏ん張る

前後輪が接地しているのを確認後、頭を低く保ち、クラウチングスタートのように前に押し出すよう踏ん張ります。
車体が45度ぐらいになったら、さらに全身でバイクに寄りかかる感じで押して起こします。

起こす前にチェック

・周囲の安全を確かめる

早く起こさなければと焦りますが、その前にまずは周囲の安全確認をします。
見通しの悪い場所なら車が突っ込んでくる事もあるので、先にバイクが倒れたことを周囲にアピールし、安全を確保します。

・キルスイッチでエンジンを切る

キルスイッチまたはメインキーを使い、すぐにエンジンを止めます。
エンジンがかかったまま起こすと、もしもギヤが入ると、急にバイクが動いて危険なので、エンジンを切りましょう。

・ギヤを確かめる

エンジンを止めた後は、ギヤを確認します。
後輪が回らないようにするためであり、またバイクを起こしやすくするためでもあるので、ギヤは何速に入っていても良いです。

・ハンドルを路面側に切る

倒れた路面側に、ハンドルをフルロックになるまで切ります。
中途半端な位置だと、ハンドルが動き力が入れにくいので、固定します。
ハンドルを切った後は、前後輪を路面に接地するところまで起こします。

周囲の安全を確保してから起こす

周囲の安全を確認してエンジンを止め、次にギヤが入っているか確認、そしてハンドルを路面側にフ切りフルロックさせます。
もし右側に倒れたならば、サイドスタンドを出しておくのも忘れないようにします。
ここまで出来れば、バイクを起こす準備が完了します。

次に左のハンドルグリップをつかみ、もう一方の手でグラブバーやシートレール、またはリヤショックなどと、バイクの後ろにある頑丈なパーツをしっかり掴みます。 
前後輪が地面に接地しているのを確認後、低くしゃがんでクラウチングスタートのような姿勢を作ります。

いよいよ起こしますが。腕の力だけで起こさず、足に力を入れて踏み込み、身体を前に押し出し、頭は下げたままで、足の力を頼りに押し出します。
持ち上げようとせず前に押し出すことがコツです。
もし手助けしてくれる人がいれば、恥ずかしがらず手伝ってくれるよう頼みましょう。


コメントは受け付けていません