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曲がってしまったバイクレバーを治す方法

テコの原理で元に戻す

バイクのレバーはアルミ製であり、立ちコゲしただけでも簡単に曲がります。
これは逆に言うと、曲がっても戻すのも比較的簡単ということです。
大きいサイズのメガネレンチなどをレバーにかけて、テコの原理で反対に曲げていけば、ある程度元に戻ります。
アルミは力を加えると、折れやすいので要注意です。
折れて操作できなくなったら意味がないので、操作できる範囲まで戻ったら、そこで良いとします。

1、曲がっても少しだけ曲がっており、問題なく操作できるなら、無理に戻さない方が良く、まずは修正するかどうか決めます。
2、次に支柱となる大きいサイズのメガネレンチをレバーとハンドルの間に入れて、テコの原理で力を少しずつ加えて、元に戻していきます。
レバーとハンドルの間にプラグレンチなどを挟んで支点にすると上手くいきます。
操作できる範囲まで戻ったなら、それ以上は直さない方が無難です。

叩いて直す

レバーは曲がったならば、熱を加えて叩いて元に戻せば、折れずに直せます。
コンロなどを使用しレバーを炙りますが、時間を短くするならバーナーが良いです。
塗装されているレバーなら、熱を加えると塗装が剥がれます。
アルミの融点は660度なので、加熱しすぎて溶かさないよう気をつけましょう。

十分に熱したら、トンカチなどで叩いていきます。
これを何回か繰り返していくと、レバーがだんだん元に戻っていきます。
トンカチで叩くので、レバーが傷だらけにはなります。

熱したレバーは熱くなっているので、すぐに素手でさわらないようにしましょう。
時間がないときは水をかければ、すぐに冷えます。
トンカチは金属製でなく、木製のトンカチを使うと、傷は少なくなりますが、その分元に戻すのに時間がかかります。

交換する

曲がったレバーは、テコの原理を使うか、熱して刀のように叩いて元に戻すか、どちらかの方法である程度は元に戻ります。
しかしテコの原理で行なうと折ってしまうことあり、叩くと傷が付きます。

折れてしまっては使えなくなるので、そのようなことを避けるために、レバーごと交換するという方法もあります。
レバーはワイヤーと繋がってるので、ワイヤーやナットなどを自分で取り外せれば、レバー交換が出来ます。
その場合には、新しいレバーの費用だけで交換が済みます。
または、自分で交換が出来ない場合は、バイク屋で行なってもらう方法もあります。

どちらの場合でも1,000円から2,000円程度で済むので、思い切って交換するのも良いかもしれません。
レバーを交換するときは、ついでにブレーキ調節もしておくと良いでしょう。
使っているとレバーを握っても緩くなりブレーキの効きが悪くなるので、締めて固くしておくと良いです。


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