カウルのメンテンナンスが必要な理由
バイクのメンテナンスと一言で言っても、いろいろなメンテナンスがあります。
そのため、何から始めたら良いかいまいち分かっていないというライダーさんは、少なくないのではないでしょうか。
まず基本的な考え方として、バイクのメンテナンスの一歩はバイクの外観を綺麗に保つことです。
もちろん内側のメンテナンスも安全で快適に走行する上で欠かせませんが、見た目が汚いバイクはそもそもよくメンテナンスされているとは言い難いものです。
初心者ライダーにもベテランライダーにも丁寧にメンテナンスして欲しいのが、バイクのカウルというパーツです。
カウルとはバイクの車体をカバーしている樹脂製のパーツのことで、空気抵抗を減らしてスピードアップをサポートしたり乗り心地を良くするといった働きがあります。
このカウルは、バイクの外観を大きく左右するパーツと言っても過言ではないでしょう。
バイクによってカウルの種類は様々ですが、フルカウル、ハーフカウルなどがあるほか、ネイキッドバイクなどカウルがない車種もあります。
いずれにしても、カウルは簡単にメンテナンスできるパーツでありながら外観を大きく左右するパーツなので、定期的なメンテナンスが必要です。
カウルのメンテナンス方法
カウルをメンテナンスする時に必要なのは、古いTシャツやタオルなど柔らかな綿製のウエスと、バケツ、ワックスの三つです。
まずは、水で軽く濡らしたウエスでカウルを丁寧に水拭きしましょう。
水拭きをした後そのまま乾かすのではなく、素早く乾拭きをすることで水の跡が残らないため綺麗に仕上げることができます。
必要があれば、ワックスで仕上げ磨きをしましょう。
また、カウルのメンテナンスをしている時に小さな傷を見つけたら、自分でメンテナンスできるようにしておきましょう。
傷が奥深くまで到達しておらずへこみや割れもない場合には、市販のコンパウンド剤を使えば簡単に補修できます。
ごく小さな塗装の剥げも、タッチアップペイントやスプレー式の塗装材を使えば綺麗にカバーできるでしょう。
しかし、自分では手に負えないと感じる場合や、どう見てもセルフ補修ではメンテナンスできない場合には無理してトライせずバイクショップに持ち込むことをおすすめします。
カウルをメンテンナンスするときのポイント
フルカウルを装備しているバイクであれば、メンテナンスしたい部分にアクセスできるようカウルの外し方を覚えておきましょう。
カウルを止めているネジを外せば簡単に取り外せるため、ネジの箇所を確認しながら丁寧にカウルを外すことで、メンテナンス作業がよりスムーズに行なえます。
メンテナンス後に装着し直せるよう、ネジの箇所を覚えておくのもポイントです。